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これで彼のハートをゲットだっ

2005/11/30 08:26
輪廻転生という言葉があります。
生きとし生けるもの、全て何かに生まれ変わる。
仏教では、その道から離れると成仏できるそうです。確か。

仏教に限らず、どの宗教でも死後の世界の概念というものが存在します。
死というものは誰に対しても平等に訪れるものであり、けれど誰も死んだらどうなるかということがわからない。
怖く、不安なものであります。
その不安を少しでも解消するためにそういう宗教観が生まれるのではないかと思っています。
なので、葬儀も死者のためではなく、生者のために行われるのではないかと。

以上イントロ。

11月30日。ちょうど丸二年。

どこかに書き留めておかないとだんだん記憶が薄れてしまいそうなので、この機に書いておこうと思います。
電話は、高校時代仲の良かったAガタから。
彼女はしょっちゅう連絡をくれていたので、年末遊ぼうとかそういう類の連絡かと、着信を見て思っていた。

彼女の話を聞いて、一瞬耳を疑った。
涙は出なかった。

とりあえず部活のメンバーへの連絡を頼まれた。
はじめにKっつんへ掛けた。
その訃報を自分の口に出した瞬間、本当のことになってしまったような気がして涙が溢れた。
その日どれだけ泣いたかわからない。

何も考えずに学校を休み、実家に帰る準備をした。

成人式用のかわいい着物を着た遺影を見たら、泣かずにはいられなくなった。
後ろで流れるPure Heartに、彼女の姿をどうしても重ねてしまう。
私はもうあの歌を聴けないと思う。

ご両親が、笑顔で生前のことを語ってくださるのに胸が痛んだ。
病弱だった彼女のことだから、いつかこういう日がくるのかと覚悟していた部分もあったのだろうか。

思い出の品にコスプレ衣装が堂々と飾られているのには、笑ってしまった。
斎場での昔話にも笑いがこぼれる。
彼女を含めた仲間で過ごした日々は、楽しかった。それはずっと変わりはしない。


卒業してから1回しか会っていない。
"会うかもしれない"が"絶対に会えない"に変わった瞬間、どうしてこうも悲しいのだろう。

棺の中の彼女の美しい顔を心に焼き付けて、私は仙台へと帰った。
誕生日プレゼントにもらった香水は、地震で倒れて中身なくなっちゃったけど、大切にとってあるよ。


くそっ!よっこにパクられた!
いや~、ほんと実験やってらんないよね。現世は苦労が多い。
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